Q. 質問
PowerAddress 3.6.3 の性能についての質問です。
住所録は何件くらい登録できますか?
A. 回答
レコードの登録件数は、ご利用のパソコンのメモリやハードディスクの空き容量、各レコードのデータの容量などよって制限されます。
また、データベース操作時の体感速度は、これらの値に加え、パソコンの CPU の処理性能によって異なってきます。当然ながら、レコード数が増えていくと徐々に動作が遅くなる箇所があります。
今のところ登録件数の推奨値等は公表しておりませんが、体感速度の一例として簡単なテストを実施しております。それによると、レコードの件数が4〜 5万件くらいになると、レコードのソート(並び替え)や一部のレイアウトの切り替えに1〜4秒程度の待ち時間が発生しています。さらに、レコードの件数が 10万件くらいになると10〜15秒程度の待ち時間、50万件くらいになると1〜2分程度の待ち時間が発生する場合があります。
テスト対象のソフトは、PowerAddress 3.6.3 for Windows。処理対象のレコードは、PowerAddress 3.6.3 for Windows にあらかじめ登録してあるサンプルレコードを大量にコピーしたものです。使用 PC は、2006年後半に発売されたノート PC(Intel Core Duo 2GHz、メモリ2GB、Windows XP Pro SP2)です。
待ち時間が発生する主な箇所は以下のとおりです。
- レコードのソート
- リスト及び印刷確認レイアウトの初回表示
- リスト及び印刷確認レイアウトでのレコード移動
- フィールド内容の最適化などの一括処理
上記以外の体感速度、例えばレコードの作成、レコードの編集、カードレイアウトでのレコード移動、リスト及び印刷確認レイアウトの初回表示を除くレ イアウト切り替えなどは、レコードの件数が50万件であっても特に問題のないレベルです。検索についても、結果表示を「常にカード」とすれば、検索実行か らレコードの表示までを40〜50秒程度に抑えることができます。ちなみに、50万件の住所録データをCSV形式でエクスポートする時間は15分程度で す。
レコード数が増え、パフォーマンスを向上させたいと感じましたら、まずは、PowerAddressの「設定> 検索」画面にある「キャンセルしたときの挙動」を「全レコードを表示」に変更してください。この変更は、レイアウトの切替、特に検索画面へ遷移したときの 待ち時間を減らすことができます。
次に、PowerAddressの環境設定を開き、ファイルキャッシュサイズの変更を行ってください。環境設定を開くには、Windows版の場合 は編集メニューから「環境設定…」を、Mac版の場合はPowerAddressメニューから「環境設定…」を選択します。初期値は8MBになっ ていますので、この値をより大きな値(最大256MB)に変更してください。この設定を有効にするには、PowerAddressの再起動が必要です。
なお、PowerAddressのインポート機能はご購入前でも試すことができます。現在お客様が管理されている住所録データがありましたら、それ を任意のファイルに書き出し、PowerAddressにインポートしてみてください。ある程度の動作スピードを確かめることができます。
この質問と回答に該当する製品
この質問と回答に該当する製品とバージョンは以下のとおりです。
- PowerAddress 3.6.3 for Windows
- PowerAddress 3.6.3 for Macintosh
参考資料
PowerAddress 3.6.3は、FileMaker Pro 8 Advancedというデータベースソフトで開発したランタイムアプリケーションです。FileMaker Pro 8であれば、50万件よりはるかに多くのレコードを扱えます。参考まで、以下にその性能の一部を紹介します。
- 最大ファイルサイズは8テラバイト
- 1ファイルに最大100万テーブル
- 各テーブルに最大6京4000兆件のレコード
もちろん、PowerAddress には多くの計算処理や余計な処理(今後検討すべき)が付加されておりますので、FileMaker Pro 8 の性能と一致するとは限りません。また、PowerAddress で検証したわけでもありません。
それにしてもなんと膨大な量のレコードだこと。6京って。