LAN 内の住所録名簿を VPN を使って外出先から操作する (iPhone 編)

FileMaker、PA、iPhone 5s で nifty のスマートサーブを試す

LAN 内で共有中の住所録名簿を外出先や LAN 外から操作する例です。この例の住所録名簿は PowerAddress 4.9、LAN 内での共有機能は FileMaker Pro 12、外出先で使用するクライアント機器は iPhone 5s、FileMaker クライアントは FileMaker Go 12、LAN とクライアント機器の VPN 接続には nifty のスマートサーブを使用します。

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Smart Serve の VPN アダプター

スマートサーブは、LAN に接続された機器を外出先から操作できるネットワークサービスです。ニフティが提供する安全、手軽、低価格な VPN サービスということで、さっそく申し込み試してみました。

VPN(Virtual Private Network)とは、LAN のようなプライベートネットワークにインターネットなどを使って接続する技術です。遠隔地の LAN 間やパソコン間を専用線で接続したかのように使えます。

必要なもの

■スマートサーブへの申し込み

@nifty ID/ユーザー名をもっていない方は、@nifty 会員登録(無料)を行って申し込むことできます。サービスの申し込みはスマートサーブのサイトから行います。

■スマートサーブの VPN アダプター

申し込むと後日郵送されます。

■ブロードバンドルーター

インターネット接続に利用中のブロードバンドルーターに、スマートサーブの VPN アダプターを接続します。

■ホスト側の FileMaker

PA を同時共有するには、FileMaker Pro 12 または FileMaker Server 12 が必要です。FileMaker のサイトには無料評価版があります。FileMaker についての詳細はこちらをご覧ください。FileMaker を使った同時共有についてはこちらをご覧ください。

■PowerAddress 4.9

PA も無料でお試しいただけます。FileMaker Pro 12 と一緒に使う場合は、PowerAddress FM 4.9 をご利用ください。PA のダウンロードはこちら、ライセンスのご購入はこちらをご覧ください。試用後に複数のクライアントからアクセスするには「v4.9 プロ」以上のライセンスが必要です。

■クライアント機器

この例では iPhone 5s を使用しています。

■クライアント側の FileMaker

iOS 用の FileMaker クライアント「FileMaker Go for iPad & iPhone」は無料です。

準備

まず、LAN 内にスマートサーブの VPN アダプターを設置し、スマートサーブのサイトでモバイル接続機能を使用するためのアカウントを作成します。

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VPN アダプター

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iPhone 5s とのサイズ比較

アダプターの設置は簡単です。設置方法は、製品付属の「セットアップ手順書(A4用紙1枚)」に記載しています。アカウントの作成は、スマートサーブのサイトにある「モバイル接続機能」のページで行います。スマートサーブの詳細や利用までの流れは、以下のサイトをご覧ください。

iPhone に VPN 構成を追加

iPhone の「設定> 一般> VPN」を開き、スマートサーブの VPN 構成を追加します。「VPN構成を追加…」をタップしてアカウントを作成すると、以下のように「SmartServe」が追加されます。

iphone_settei_ippan_vpn

設定> 一般> VPN

この設定も簡単です。詳しい設定方法は、スマートサーブのサイトの「よくある質問と回答」にあります。iOS の場合は以下のページをご覧ください。

PA を FileMaker でホスト

PowerAddress 4.9 を FileMaker Pro 12 で開き、共有設定の FileMaker ネットワークを ON にします。

1. PA v4.9 を FileMaker Pro 12 で開く

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PA を FileMaker で開く

2. ファイルメニューから「共有設定> FileMaker ネットワーク」を開く

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ファイル> 共有設定> FileMaker ネットワーク

3. FileMaker ネットワーク設定を ON にする

ここに表示される TCP/IP は、iPhone からホストを指定する際に使用します。覚えておくかメモしておきます。

fmp_network_on

FileMaker ネットワーク設定

これでホスト側の準備は完了です。コンピュータはスリープしないように設定してください。ディスプレイのスリープは問題ありません。

外出先の iPhone からアクセスする

iPhone で VPN を ON にして、FileMaker Go を使って PA を開きます。

1. iPhone の「設定」を開き、VPN を ON にする

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設定

2. FileMaker Go 12 を起動し、ファイルブラウザを開く

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FileMaker Go 12 を起動

3. ホストを追加する

ファイルブラウザの「ホストを追加…」をタップし、PA をホストしているコンピュータを指定します。このときに、FileMaker ネットワーク設定を ON にしたときの  TCP/IP アドレスを指定します。ホスト名は、後でわかりやすいものを設定しておくとよいでしょう。

fmg_hostaddr

ホストを追加…

4. 追加したホストを開く

追加したホスト(この例では My Host)をタップします。

fmg_myhost

ホストを開く

5. ホスト内の main ファイルを開く

共有中の PA の main ファイルをタップします。

fmg_main

main を開く

6. PA が起動

いよいよ PA が開きます。端末を横にした方が使いやすいかもしれません。

fmg_pa_start

起動中…

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端末が縦のときの PA

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端末が横のときの PA

以上です。これで、外出先の iPhone から LAN 内で動作している PA を操作できます。レコードの追加、編集、検索などをお試しください。外出先での宛名印刷も可能です。画面が小さいので、必要に応じてズームしながら使用してください。クライアントの接続を解除するには、[Quit] をタップします。

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